JFCはプレバンキングと詐欺対策を強化します サイトのメニューも変更
日本ファクトチェックセンター(JFC)は、偽・誤情報が広がる「前」にその手口を知らせる予防的な取り組み「プレバンキング」と、オンライン詐欺への注意喚起に一層力を入れていきます。あわせて、サイト上部のメニュー(グローバルナビ)に「プレバンキング」と「詐欺対策」の項目を新設しました。
予防的な対策としての「プレバンキング」
JFCはこれまで、拡散した情報を検証して判定するファクトチェック(デバンキング)を活動の柱としてきました。しかし、偽・誤情報は大量かつ高速に広がり、検証は後追いにならざるを得ません。
一方で、災害のたびに繰り返される「人工地震」や選挙のたびに広がる「不正選挙」などのように、同じ手口の偽・誤情報が形を変えて何度も拡散しています。手口そのものをあらかじめ知っておけば、初めて見る投稿でも「これはよくあるパターンだ」と気づきやすくなります。
こうした考え方に基づき、JFCは今後、これまでにファクトチェックしてきた手口を題材にした【プレバンキング】記事を継続的に公開していきます。第1回は「『地震雲』や『人工地震』は本当? 根拠のない情報に惑わされないために【プレバンキング】」です。プレバンキングの考え方は「プレバンキング【JFC用語解説】」にまとめています。

オンライン詐欺の手口をすみやかに伝える
オンライン詐欺も、偽・誤情報と同じような手口で人をだまします。JFCは、これまでにも、著名人や公的機関のなりすまし、災害に便乗した義援金詐欺、偽メールで個人情報を狙うフィッシング詐欺などについて、検証記事を公開してきました。
警察庁によると、2025年のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は合計で1834億円を超え、年々増加しています。海外のファクトチェック団体でも詐欺対策は重要な領域になっています。
JFCは今後、熊本地震に便乗した「日本赤十字社を騙る『なりすましメール』」や「高校野球チケット「譲ります」で被害多発 県警「正規ルートで購入を」【詐欺注意】」のように、拡散中の詐欺の手口を【詐欺注意】としてすみやかに伝えます。

トップページに専門コーナー
トップページ上部の「プレバンキング」や「詐欺注意」をクリックすると、それぞれの分野の記事をまとめて読むことができます。

ファクトチェックとプレバンキングは「車の両輪」
プレバンキングは重要ですが、万能ではありません。
そもそも、どのような偽・誤情報が拡散しているのか、どのような手口があるのかを知るためには、日々のファクトチェック(デバンキング)が重要になります。
ファクトチェックあってこそのプレバンキングであり、予防的な対策でファクトチェックの弱点を補うという対策は「車の両輪」です。

JFCはこれからも、拡散した情報の検証(ファクトチェック)と、拡散する前の備え(プレバンキング)の両面から、偽・誤情報への対策に取り組みます。
判定基準などはJFCファクトチェック指針をご参照ください。
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