
今年からインフルエンザワクチンはmRNAに? まだ承認されていない【ファクトチェック】
「今年からインフルエンザワクチンは mRNAになりました」という投稿が拡散していますが、誤りです。製薬会社はインフルエンザのmRNAワクチンを開発中ですが、まだ承認されておらず、接種できません。 検証対象 2025年9月27日、「今年からインフルエンザワクチンは mRNAになりました」という投稿がXで拡散した。 10月2日現在、投稿は4400回以上リポストされ、表示は143.7万件を超える。 投稿には「mRNAは分解させないために特殊な脂質の膜で覆われています これは毒蛇の毒成分と同じです」「明治ファルマの社員さんが出版した書籍にも書いてありました📚 打たないでほしいと」や「この時点で承認済みのものはまだ無さそうです」などの指摘がある。 検証過程 インフルエンザ用mRNAワクチンとは 国際的なワクチンの開発・製造を担うCEPI(感染症流行対策イノベーション連合)によると、mRNAワクチンとは、タンパク質をつくる指令を出すメッセンジャーリボ核酸(mRNA)という物質を使い、細胞に特定の病原体由来のタンパク質やその一部を作る方法を教えることで誘発さ