リサーチ チーム

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(イスラエル・パレスチナ)「イスラエル人がテントで野営している」という画像はAIで生成【ファクトチェック】

国際

(イスラエル・パレスチナ)「イスラエル人がテントで野営している」という画像はAIで生成【ファクトチェック】

イスラエル・パレスチナでの武力衝突に関連し、「シオニストのために建てられた野営地」という画像付き言説が拡散しました。イスラエル人が仮設テントで避難生活を始めたかのような内容ですが、誤りです。この画像はAIで生成されたものです。 検証対象 2023年10月23日、X(旧Twitter)上で「シオニストのための最初の野営地が建てられた」などの言説が画像とともに拡散した。画像には、砂地の上にイスラエルの国旗と同じ青色と白色のテントが並び、ユダヤ人の象徴とされる六芒星「ダビデの星」の紋様のついたテントも映っている。 同じ画像を使った別のポストには、「イスラエルは、南からハマスの、北からはヒズボラの圧迫を受けて戦争に負けつつある」「イスラエル人の入植者たちは各地から避難した」などのコメントがつき、イスラエル人がテント暮らしを始めたと主張している。 検証過程 画像検索ツールで探しても、主要なメディアでこの写真を報道に使っているところはない。 画像を確認すると、まず画面左側で風になびく旗は、イスラエル国旗にも見えるが、中のダビデの星は形が崩れている上、国旗であれ

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「ALPSを通してもストロンチウムを含む放射性物質の約6割が除去されず海に放出される」は誤り【ファクトチェック】

原発・放射能

「ALPSを通してもストロンチウムを含む放射性物質の約6割が除去されず海に放出される」は誤り【ファクトチェック】

「ALPSを通してもストロンチウムを含む放射性物質の約6割が除去されず海に放出される」という言説が拡散しましたが、誤りです。ALPSはトリチウム以外であれば、ストロンチウムを含む放射性物質を安全基準を満たすまで除去することができます。ALPSで処理したものの、基準値を上回っている場合は二次処理をし、基準を下回った処理水のみを海洋へ放出します。 検証対象 「ALPSを通してもストロンチウムを含む放射性物質の約6割が除去されず海に放出される」という投稿が拡散した。このポストは2023年8月29日時点で5500以上リポストされ、表示数は128万回を超える。 検証過程 日本ファクトチェックセンター(JFC)は、投稿が引用しているTBS「報道特集」を確認した。処理水について「浄化処理に使うのはALPS。セシウムやストロンチウムなど、トリチウム以外、ほとんどの放射性物質を取り除ける」と説明した上で「課題もある」と、東京電力リスクコミュニケーター高橋邦明氏へのインタビューを取り上げている。 まず、番組のナレーションで「実はタンク内の処理水は一度はALPSで浄化処理を

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「最高裁が、手術をしていない『自称女性』の主張を受け入れろとの判決」は誤り【ファクトチェック】

LGBTQ

「最高裁が、手術をしていない『自称女性』の主張を受け入れろとの判決」は誤り【ファクトチェック】

トランスジェンダーの職員への職場の女性トイレの使用制限を違法とした最高裁判決について「『自称女性』の主張を受け入れろという意味」という言説が拡散しましたが、誤りです。判決は原告職員の背景を考慮した上でのもので、トイレなど公共施設の使用全般に関して判断したものでもありません。 検証対象 拡散している言説は2023年7月11日の最高裁判決に関するものだ。経済産業省でトランスジェンダーの職員が、女性用トイレの使用を制限されたのは不当だと国を訴え、最高裁は使用制限をした国の対応は違法だと判断した。 これに対し、「『自称女性』の主張を受け入れろという意味」などという言説が拡散する起点の一つとなっているのが、まとめサイト「トータルニュースワールド」のツイートだ。「トランス女性の女性トイレ使用、最高裁の奇妙な判決」「手術なしでの性自認尊重は『自称女性』の主張を受け入れろということ」などと記している。 このツイートにはコミュニティノートが付けられ、背景情報として判決について解説している。 この話題をめぐっては、SNS上に「女子トイレに自称女性おじさん大量発生へ」「自称女

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「南京事件はプロパガンダ映画で嘘」は誤り【ファクトチェック】

歴史

「南京事件はプロパガンダ映画で嘘」は誤り【ファクトチェック】

日中戦争において、1937年に旧日本軍が南京を占領した際に起きた南京事件について「アメリカのプロパガンダ映画でフェイクだ」と主張するツイートが拡散していますが、誤りです。日本政府は外務省ホームページで南京での非戦闘員殺害や略奪を認めており、2015年の安倍晋三首相(当時)の談話など歴代内閣が繰り返しお詫びを表明しています。また、多くの研究者も南京事件を検証しています。 検証対象 「南京事件は米国のプロパガンダ映画だった」というツイートが動画と共に拡散した。添付された動画には「南京大虐殺はアメリカがつくりあげた嘘」という文章とともに、戦争映画のような映像に字幕解説がつけられている。引用を含めたリツイート数は1500回、表示数は18万回を超えている。 リプライ欄には「中国のでっち上げかと思ってたけど、アメリカ発なんですね」「米国が作ったのであれば色々と辻褄があいますね」といった同調するコメントが寄せられている。 検証過程 ツイートに添付された動画は、1944年に公開された映画「The Battle of China(ザ・バトル・オブ・チャイナ)」の一部。独

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ワクチン接種・5Gでコロナに感染は誤り【ファクトチェック】

医療・健康

ワクチン接種・5Gでコロナに感染は誤り【ファクトチェック】

埼玉県の高校で新型コロナが流行したニュースについて、ワクチン接種や5Gが原因ではないか、という情報が拡散しましたが、誤りです。ワクチン接種を受けた生徒は卒業しているほか、どちらの言説も厚生労働省やWHOが因果関係を否定しています。 検証対象 2023年6月、埼玉県立春日部高校で100人以上の生徒が新型コロナに感染して、学校閉鎖になったというニュースに絡めて、コロナの集団感染はワクチン接種・5G(第5世代移動通信システム)が原因ではないかという趣旨のツイート(例1、例2)が拡散した。引用を含むリツイート数が5900回、表示回数が184万回を超えたものもある。 これらのツイートのリプライ欄には、「そうでしたか、初めて知りましたそのツィートありがとうございます」「ここまでくるとホロコースト」といったコメントが寄せられている。一方で、「おかしいですね。昨年12月に接種した3年生は今年3月に高校卒業しているはずなのに。もしかして春日部高校は去年の3年生は全員留年したのですか?」などの指摘もある。 検証過程 日本ファクトチェックセンター(JFC)は、検証対象のツイ

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新型コロナワクチンによって「献血で使えない血」が急増したという言説は誤り【ファクトチェック】

医療・健康

新型コロナワクチンによって「献血で使えない血」が急増したという言説は誤り【ファクトチェック】

新型コロナウイルスのワクチン接種によって「献血で使えない血」が急増したという言説が拡散していますが、誤りです。輸血に使われる血液製剤の自主回収が急増しているのは事実ですが、これは献血者の新型コロナ感染が献血後に発覚するケースが増えているからであり、ワクチンによって「輸血に使えない血」が急増しているわけではありません。 検証対象 血液製剤の自主回収件数を示したグラフを引用して「コロナワクチンが始まった2021年から献血に使えない血が急増した」という内容のツイートが拡散した。引用を含むリツイート数は890回、表示回数は58万回を超えた。 リプライ欄には「非接種者は1800万人しかいないんだ。私も0だけど逆に今後強制的に血を抜かれたりしないか不安w」「その血液は管理できているのだろうか。区分できているのだろうか」といったコメントが寄せられている。 一方で、血液製剤が回収されている原因は、献血者の新型コロナウイルスの感染が後から発覚するケースが増えたためだと指摘するコメントもあった。 検証過程 検証対象のツイート内で示されているグラフは、血液製剤の自主回

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「味の素は神経毒」は誤り。うま味調味料の安全性は確認されている【ファクトチェック】

医療・健康

「味の素は神経毒」は誤り。うま味調味料の安全性は確認されている【ファクトチェック】

「味の素は神経毒」という情報が拡散しましたが、誤りです。味の素は「うま味調味料」として国に使用が認められている食品添加物で、一般的な使用量で健康を損なうことはありません。過去には、味の素に含まれるグルタミン酸ナトリウムの危険性が指摘されたことがありますが、現在の研究ではグルタミン酸ナトリウムは安全とされています。 検証対象 味の素の商品や漫画の画像と共に、「味の素には有害物質が含まれており、人体に悪影響がある」という言説(例1、例2)が拡散した。リツイート・引用リツイート数が2800回、表示回数が41万回を超えたものもある。 リプライ欄には味の素について不安を訴えるコメントが多く寄せられている。 検証過程 検証対象のツイートで述べられている「味の素」は、味の素株式会社が製造する「うま味調味料」だ。そもそも、うま味調味料とは何か。 日本うま味調味料協会のホームページによると、うま味調味料はさとうきびの糖蜜やキャッサバ、とうもろこしなどのでんぷんから得た糖をを発酵させてできるグルタミン酸ナトリウムの結晶でつくる。L−グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料と

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「(動画)アメリカでは人の死体を液状化したものを水道水に添加」は誤り【ファクトチェック】

医療・健康

「(動画)アメリカでは人の死体を液状化したものを水道水に添加」は誤り【ファクトチェック】

「アメリカでは人の死体を液状化したものを水道水に添加している」という情報が動画と共に拡散しましたが、誤りです。新たな遺体処理法を解説している動画に、誤った字幕とナレーションをつけたものです。 検証対象 2023年5月、「米国の都市では人の死体を液状化したものを水道水に添加している」などのコメントとともに、屋内の施設で、眼鏡をかけた人が骨のようなものを機械に入れながら解説する動画が拡散した。引用を含むリツイートが1200件、表示回数が55万回を超えたものもある。 動画には「Breaking News: The Dead are Liquified and Are Fed to the Living『速報: 死者は液化され、生者に与えられる』」という説明が付けられてナレーションもついている。 リプライ欄には、「カニバリズム?」「まるでホラー映画です」「日本人に食べさせる加工して小麦粉(にする)」などの声がある一方で、「アルカリ薬品による溶解なので(中略)水道水に混ぜるわけがない」などと指摘するコメントもあった。 この動画については、AP通信も2023年3月2

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「ビールに有害物質が含まれている」は誤り【ファクトチェック】

医療・健康

「ビールに有害物質が含まれている」は誤り【ファクトチェック】

ビールに有害な物質が含まれているとの趣旨のツイートが拡散されていますが、誤りです。検証対象のツイートは、酸化グラフェンとアセスルファ厶K(アセスルファムカリウム)の危険性を言及していますが、酸化グラフェンは含まれておらず、アセスルファムKは基準の範囲内で使用されています。 検証対象 「ビールに有害物質が含まれている」という趣旨のツイートが拡散した(例1、例2)。ツイートには「ビールは酸化グラフェン入り」とある。添付されたビールの原材料の画像には、アセスルファムKの文字が赤線で強調されており、アセスルファムKについて「発がん、記憶力低下、だるさ、吐き気、うつ、頭痛、肝疾患」という文言が付け加えられている。 投稿は多いもので25万回表示され、引用を含むリツイートが1400回を超えた。リプライ欄には「あさひビールか。飲まない」「毒」といったコメントが寄せられた。一方で、「人体への影響はさておき、アセスルファムカリウ厶と酸化グラフェンは色も用途も構造も製法も全く違いますよ」と指摘するコメントもあった。 検証過程 検証対象のツイートで、ビールに含まれているとされ

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「NATO軍が日本に駐屯を検討」は誤り協議しているのは連絡事務所【ファクトチェック】

国際

「NATO軍が日本に駐屯を検討」は誤り協議しているのは連絡事務所【ファクトチェック】

「NATO軍が日本に駐屯を検討している」という情報が拡散していますが、誤りです。北大西洋条約機構(NATO)が日本政府と協議しているのは東京への連絡事務所の開設で軍隊の駐屯ではありません。 検証対象 「NATO軍、日本に駐屯を検討」という見出しがつけられたまとめサイトの記事が拡散された。(例1、例2)。この記事は主にツイッターで拡散され、リツイート・引用リツイートが2400回、表示回数が127万回を超えたものもある。 リプライ欄には、「露の攻撃目標が増えるだけ」「ま、来たら日本はどこにも攻撃されなくなるから、いいんでない?」というコメントが寄せられている一方で、日本に置かれるのはNATOの連絡事務所であることを指摘するコメントもあった。 検証過程 外務省欧州局政策課が2023年4月に作成したNATO概要によると、NATOとは北アメリカやヨーロッパ、トルコなどの31カ国が加盟する集団防衛組織。日本は加盟しておらず、「パートナー国」という位置づけだ。北大西洋条約第5条には「欧州又は北米における一又は二以上の締約国に対する武力攻撃を全締約国 に対する攻撃と

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「(動画)ビル・ゲイツが予防接種は間違いと認めた」は誤り【ファクトチェック】

医療・健康

「(動画)ビル・ゲイツが予防接種は間違いと認めた」は誤り【ファクトチェック】

「ビル・ゲイツが予防接種は間違いと認めた」という書き込み付きの動画が拡散しましたが、誤りです。動画につけられた日本語訳が間違っており、彼の実際の発言と内容が異なっています。 検証対象 「ビル・ゲイツが予防接種は間違いと認めた」という内容の動画はTwitterやTikTokなどで拡散している(例1、例2)。 再生回数が35万件、引用含むリツイートが5000回を超えているものもある。リプライ欄を見ても、この情報を信じている投稿が多数見られる。 検証過程 動画の中でビル・ゲイツ氏の後ろに映っているボードの文字から「92Y Bill Gates」と検索すると元動画「Bill Gates with Fareed Zakaria: How to Prevent the Next Pandemic」が見つかる。2022年5月4日に配信された配信された動画で、ゲイツ氏が新著に関連してパンデミックやワクチンについて、CNNのファリード・ザカリア氏の質問に答えている。 検証対象の動画は、元動画の計23分40秒から約40秒間を切り取ったものだ。 この約40秒間の発言の前

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「惣菜に昆虫が混入」は誤り。このバッタミックス粉は小麦粉などが原料【ファクトチェック】

生活

「惣菜に昆虫が混入」は誤り。このバッタミックス粉は小麦粉などが原料【ファクトチェック】

スーパーの惣菜の原材料表記「バッタミックス粉」から、「粉末状のバッタが混入している」という情報が拡散しましたが、誤りです。溶き卵の代わりに小麦粉や大豆タンパクなどを混ぜた食品用の「バッターミックス粉」が揚げ物に使われており、それの略称です。 検証対象 3月下旬ごろ、市販されたエビフライの原材料に「バッタミックス粉」と表記されている画像が拡散した。元のツイートは既に削除・訂正済みとなっているが、画像は他のTwitterユーザーにも利用されている。「気持ち悪すぎだろ」という言葉とともに画像が添付されたツイートは、リツイート・引用リツイート数が4300回、表示回数は176万回を超えた。(例1、例2) (2023年4月27日現在) リプライ欄には、「バッタとコ○ロギのミックス粉?」「何も買えなくなってきますね」といった不安を訴える反応があった。一方で「水で溶くタイプのバッターミックス粉です」など、昆虫のバッタとは無関係だとの指摘もあった。 BuzzFeedは2023年3月30日にファクトチェック記事を配信して、「バッタミックス粉」は、揚げ物に使用する小麦粉などの粉

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「(画像)日本は農薬使用量が世界一」などの政府批判には多数の誤り【ファクトチェック】

生活

「(画像)日本は農薬使用量が世界一」などの政府批判には多数の誤り【ファクトチェック】

悪い意味で「日本は〇〇が世界一」と政府を批判する画像が拡散されていますが、多くの誤りが含まれています。統計を調べると画像内で列挙された内容の多くが誤り、あるいは根拠が示されていないものです。 検証対象 Twitterで様々な点で日本は世界最悪であると指摘する画像が拡散した。 この画像を添付したツイートの表示回数は7万4000回、リツイート・引用リツイート数は1300回を超えた(4月6日現在)。 リプライ欄には「世界一の内容がクソすぎる」「DS(ディープステート=闇の政府)に操られているからでしょう」といったコメントが寄せられた一方で、「農薬使用量世界一というのは違いますね。最近調べたので」といった誤りを指摘するコメントもあった。 検証過程 日本ファクトチェックセンター(JFC)は公開されているデータをもとに、指摘されている項目を検証していった。 農薬の使用量が世界一=誤り 国際連合食料農業機関(FAO)のウェブサイトによると、2020年の時点で農薬使用量が最も多い国はアメリカで40万7779トン。日本は5万1970トンだった。農地面積あたりの農

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「2017年に聖書のコオロギについての記述が書き換えられた」は誤り 【ファクトチェック】

医療・健康

「2017年に聖書のコオロギについての記述が書き換えられた」は誤り 【ファクトチェック】

「聖書には『イナゴ以外の虫は食べては駄目』と書いてあったが、2017年の聖書改訂で『イナゴとコオロギ以外は食べてはならない』に書き換えられた」という言説が拡散していますが、誤りです。2017年に改訂された聖書にこのような書き換えはありません。 検証対象 「聖書にはイナゴ以外の虫は食べては駄目だと書いてあったが、2017年から聖書の記載内容が変更されて『イナゴとコオロギ以外は食べてはならない』に書き換えられた」というツイートが拡散した。表示回数は18万回を超え、リツイート・引用リツイート数は1500件を超えている。(3月27日現在) リプライには、「これは笑えない話だね」「つまりはバチカンの中にもレプテリアンが巣食っているということですね。聖書を書き換えるとは重大です」というコメントが寄せられている一方、「それは新改訳2017年のことだと思いますが、新改訳はそれまでもコオロギとかいてありました」と指摘するコメントもあった。 検証過程 日本語版の聖書は複数存在する。その中の一つを出版している新日本聖書刊行会によると、「コオロギ」の記述があるのは同会による聖

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「2018年に内閣府食品安全委員会がコオロギ食の危険性を記載」は不正確【ファクトチェック】

医療・健康

「2018年に内閣府食品安全委員会がコオロギ食の危険性を記載」は不正確【ファクトチェック】

昆虫食の是非をめぐって、「2018年に内閣府食品安全委員会はコオロギ食の危険性を記載していた」というツイートが拡散されていますが、不正確です。委員会は欧州食品安全機関(EFSA)の文書を紹介する形で2018年時点での昆虫食についての懸念事項を掲載していますが、これは現在の日本でのコオロギ食への危険性を伝えるものではなく、ツイートはミスリードです。 検証対象 高校の授業の一環でコオロギの試食をし、クレームが殺到したという記事を引用する形で、「2018年に内閣府食品安全委員会がコオロギ食の危険性を記載していた」という須藤元気・参院議員(無所属)のツイートが拡散した。表示回数は3月14日現在、130万回、リツイート・引用リツイートは9500回を超えている。 このツイートのリプライ欄には、「コオロギ食べる前にフードロスをなくそう!」「内閣府の矛盾を無視せず、きちんとコオロギ食の危険性を国会で指摘してほしいです」といったコメントが寄せられている。 なお、リトマスも3月7日にファクトチェックをしており、食品安全委員会のホームページに記載されていた資料を精査した内容をも

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「トルコ・シリア大地震でシリアを支援する国はロシアのみ」は誤り【ファクトチェック】

災害

「トルコ・シリア大地震でシリアを支援する国はロシアのみ」は誤り【ファクトチェック】

トルコ・シリア大地震をめぐって、「シリアを支援している国はロシアだけ」という言説が拡散していますが誤りです。国連機関や日本やアメリカなど各国の政府、非政府組織が支援しています。 検証対象 2023年2月6日に発生したトルコ・シリア大地震について「シリアを支援する国はロシアだけ」という言説が拡散した(例1, 例2)。表示回数が25万回、リツイート・引用リツイートが1000を超えるものもある。(2月28日現在) リプライには「NATOには支援するお金もないのかも!」「正義はロシア」「ひどい。地震のときは助けるべきじゃないか?」と同調するコメントの一方で、「UNHCRで義援金受け付けています」などと反論する内容もある。 検証過程 中東の衛星放送局「アルジャジーラ」は、トルコ・シリア大地震をうけて、世界各国の政府が資金援助や救助隊の派遣、支援物資の供与などの支援を表明・実施していると報じている。記事内では各国による支援の内容が紹介されており、シリアに対する支援を表明・実施している国のなかにはドイツやニュージーランドなどの西側諸国、EUなども含まれている。 ド

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