参政党の神谷代表と堀江貴文氏のAI偽広告に注意

参政党の神谷宗幣代表と、実業家の堀江貴文氏が投資を促す動画広告がFacebookなどで出回っています。画像はAIによる動画改変と自動読み上げで作成されています。参政党の公式Xアカウントが注意喚起しています。
Facebook広告に政治家と著名人の偽広告
拡散している動画広告では、神谷氏と堀江氏が「今のような厳しい時代に誰でも安定した収入を得られるのは大きな希望です」「始めるのは簡単です。公式ページから登録し4万円を入れるだけ。今の行動がこれからの生活を変えます。1日10万円の収入でももう夢ではありません。迷わず始めてください」などと話している。
しかし、「多くの方(かた)」と読むべきところで「多くの方(ほう)」と読んでいたり、字幕に「むずらしく」と書かれているなど、AIで作ったコンテンツによくある違和感のある日本語だ。
動画を投稿したアカウントを確認すると、以前は韓国語でITに関する投稿をしていた。2019年以降は更新を停止していた。2025年になって、突然神谷氏と堀江氏の動画を投稿している。
参政党の公式Xアカウントが注意喚起
2025年8月22日、参政党は公式のXアカウントで「現在、Facebook上において、当党代表と著名な芸能人をAIで組み合わせた虚偽の広告が確認されています」「当党がそのような案内を行うことは一切ございません」と注意喚起している。
あとがき
著名人になりすました偽の記事や動画は、SNSの広告機能を使って多数拡散しています。日本ファクトチェックセンター(JFC)では、過去にも前澤氏やひろゆき氏の偽広告について注意喚起しています。
検証:木山竣策
編集:古田大輔
判定基準などはJFCファクトチェック指針をご参照ください。
毎週、ファクトチェック情報をまとめて届けるニュースレター登録(無料)は、上のボタンから。また、QRコード(またはこのリンク)からLINEでJFCをフォローし、気になる情報を質問すると、AIが関連性の高いJFC記事をお届けします。詳しくはこちら。