生活

Facebook上で日本郵便公式を装ったアカウントに注意　個人情報が悪用される恐れ

日本ファクトチェックセンター(JFC)

2024年2月9日

日本郵便公式を装った偽のアカウントがFacebook上で拡散しています。友達リクエストやURL等に注意してください。個人情報を入力すると悪用される恐れがあります。

公式に酷似している偽アカウント

日本郵便の公式アカウント「ぽすくま」を装ったFacebookアカウント（リンクはアーカイブ）がSNSを通じて拡散している。

偽物と公式アカウントを比べると、アカウント名（ぽすくま【日本郵便】）やトップ画像、プロフィール画像は同一に見える。友達一覧には、日本郵便勤務を名乗る人物もいる。しかし、フォロワー数や投稿数の少なさなどの不自然な点が多い。

細部で見分ける：少なすぎるフォロワー数・投稿

公式アカウントとの違いはフォロワー数や投稿数に現れることが多い。公式アカウントのフォロワー数は2024年2月8日時点で1.7万人だが、偽アカウントは72人と少ない。また、偽アカウントのページには個人情報の入力を促すキャンペーンページへのリンクのみが投稿されている。

偽のFacebookアカウント

Facebookでの判別方法

Facebookではアカウントごとのユーザーネームを設定できる。これが偽物と本物の判別に有効だ。日本郵便の公式アカウントであれば「posukuma.yubin」。URL（https://www.facebook.com/posukuma.yubin）を見るとわかる。今回の偽アカウントのユーザーネームは「posukuma.yubin.1」で、数字が付け加えられていた。

また、日本郵便公式アカウントのページでは、基本データとしてページIDが公開されている。日本郵便公式アカウントのページIDは882669938482817だ。

日本郵便が注意喚起

日本郵便は公式サイトやSNSの公式アカウントで注意を呼びかけている（Facebook、X、Instagram）。

偽アカウントや偽サイトに注意を

企業や自治体などのサイトやSNSアカウントを装う偽アカウント・偽サイトは、次々に出てきています。日本ファクトチェックセンター（JFC）は、詐欺被害につながる偽サイトについて、2024年2月2日にも注意を呼びかける記事を公開しています（例1、例2、例3）。

公式アカウントに見えるものでも、日本語の表現がおかしい場合は、Google検索やURLを見て確認することが必要です。

検証：本橋瑞紀、高橋篤史
編集：藤森かもめ、宮本聖二、古田大輔

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