横浜市長会見の過去映像は1年分しか保存しないように改悪された? 3か月→1年に延長【ファクトチェック】

横浜市長会見の過去映像は1年分しか保存しないように改悪された? 3か月→1年に延長【ファクトチェック】

「横浜市長の定例記者会見の過去映像が1年分しか視聴できないように改悪された」という情報が拡散しましたが、不正確です。以前は3か月分しか視聴できませんでしたが、2022年4月から過去1年分に期間を延長しています。

検証対象

7月28日、「横浜市長記者会見の過去映像が『直近1年』しか視聴できないように改悪されている」という投稿がXで拡散した。

8月1日現在、投稿は400回以上リポストされ、表示は2.7万件を超える。

投稿には「え!なんの告知もなく⁉️また隠蔽か」「スゲーな (褒めてませんよ)」というコメントや「最近ではなく、だいぶ前からアーカイブ残らない仕様です」「隠蔽なのか容量の問題なのか…」という指摘が寄せられている。

検証過程

公開されている記者会見映像は1年前まで

横浜市は月2回のペースで市長会見を開き、映像は公式サイトで開示している。サイトには「録画中継は、おおむね1年前の会見まで掲載しています。それ以前の会見の模様は『会見記録』をご覧ください」と書かれている(横浜市”市長記者会見インターネット中継”)。

「録画中継を視聴」をクリックすると、一番古い動画は2024年8月7日の市長定例会見だった(横浜市 ”市長記者会見インターネット中継 録画中継を視聴”)。

つまり、拡散した言説のうち「横浜市長記者会見の過去映像が『直近1年』しか視聴できない」という部分は正しい。

2022年に3ヶ月分→1年分に延長

日本ファクトチェックセンター(JFC)は、横浜市報道課に問い合わせた。市長定例会見は、以前は約3か月前までの録画を公開していたが、2022年4月から、約1年前まで見られるように延長したという。変更理由について、担当者は「市民サービス向上のため」と説明した。

また、横浜市は会見動画だけでなく文字起こしも公開している。「横浜市長の部屋 会見記録」を見ると、一番古い記録は、2020年4月8日の記者会見だ。

横浜市は2021年8月から山中竹春氏が市長を務め、2025年8月3日投開票の市長選に6人が立候補している(NHK”選挙web 横浜市長選挙2025候補者アンケート”)。

判定

「横浜市長記者会見の過去映像が1年分しか視聴できないように改悪された」という言説が拡散した。実際は、2022年4月から、3か月分しか視聴できなかった映像を、1年分視聴できるように期間を延長している。1年以上前の内容も、2020年4月の分までは、会見記録で確認できる。よって、不正確と判定する。

出典・参考

横浜市.”市長記者会見インターネット中継”.
https://shichokaiken.city.yokohama.lg.jp/, (閲覧日2025年8月1日).

横浜市. ”市長記者会見インターネット中継 録画中継を視聴”.
https://shichokaiken.city.yokohama.lg.jp/?tpl=category_result, (閲覧日2025年8月1日).

横浜市.”横浜市長の部屋 会見記録”.https://www.city.yokohama.lg.jp/mayor/kishakaiken/kaikenyoshi/,(閲覧日2025年8月1日).

NHK”選挙web 横浜市長選挙2025候補者アンケート”.
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/local/yokohama/21208/questionnaire55653.html,(閲覧日2025年8月1日).

検証:根津綾子
編集:古田大輔


判定基準などはJFCファクトチェック指針をご参照ください。

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