「マイナポータルに不審なアクセス」という偽メールに注意 警視庁「『オンライン確認画面へ』という部分は押さないで」

「マイナポータルに不審なアクセス」という偽メールに注意 警視庁「『オンライン確認画面へ』という部分は押さないで」

警視庁を名乗り、「マイナポータル関連アカウントに第三者による不審なアクセスが記録された」と嘘の説明をして、リンクへ誘導する偽メールが出回っています。警視庁は公式Xで、メール内のリンクを押さないようにと注意を呼びかけています。

SNSで「不審なメールが届いた」との報告が相次ぐ

2026年7月ごろから「警視庁サイバーセキュリティ対策本部」を名乗るメールが届いたという投稿がX(旧Twitter)上で複数確認できる(例1、例2、例3)。

偽メールの件名は「【警視庁】マイナポータル:不審なアクセスの確認」。本文には「警視庁サイバーセキュリティ対策本部」「通知番号:MN-2026-●●●」「マイナポータル関連アカウントに、第三者による不審なアクセスが記録されました」「お客様のメールアドレスと一致しています」と記している。

そのうえで「2026年8月2日(日)23:59までに、ご本人操作かどうかご確認ください」などと「オンライン確認画面へ」というリンクをクリックするよう誘導している。

本文には、警視庁の住所(東京都千代田区霞が関2-1-1)も書かれている。

しかし、メールには不審な点がある。警視庁のサイトによると、「防犯情報」等をメールで知らせるサービスは「@mail.keishicho.metro.tokyo.lg.jp」というドメインで送信されるが、偽メールのアドレスは、「n-k-info@shippingstoredecatur.com」という、警視庁と一切関係のないドメインとなっている。

「オンライン確認画面へ」と書かれたリンクを押すと、警視庁やマイナポータルとは無関係な偽サイトへ誘導され、ログイン情報や個人情報を盗み取られるおそれがある。

警視庁が注意喚起

警視庁サイバーセキュリティ対策本部は7月31日、公式Xアカウントで注意喚起した。

「警視庁を名乗り、『マイナポータル関連アカウントに第三者による不審なアクセスが記録された。』などという内容の偽メールが確認されています。偽メール内の『オンライン確認画面へ』という部分は押さないでください」

警視庁を名乗る偽メールは他にも

警視庁交通総務課は8月3日、「運転免許更新に関する記載情報照合のお願い」という警視庁を名乗る偽メールが確認されたとして、「運転免許証更新に関してメールを送信することはありません」とXで注意喚起している。

どちらもメール内にリンクがあり、クリックを促している。警視庁交通総務課はXで「偽メール内の『照合手続はこちら』という部分は押さないでください」と発信している。

偽サイトへ誘導する手口は、繰り返し起きている。警察庁は「警察庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ 」の「ニセの警察ウェブサイトに誘導する手口」で、現金を振り込まされたり、クレジットカード情報等を入力させられたりする恐れがあると、注意を呼び掛けている。

あとがき

迷惑メールや偽メールは、実在する組織名や住所、通知番号のような体裁を使って偽のリンクへ誘導したり、個人情報を入力させようとしたりします。

しかし、送信元や返信先のメールアドレスが正規のドメインかどうかを確認するといった対策で、被害を防ぐことができます。メールアドレスの「@」以降の部分がドメインにあたります。

また、宛名を書かず、「お客様」という表現で始まる文や、短い期限を設けて、急いで個人情報やログイン情報を入力させる時は、特に注意が必要です。不審に感じた時は、リンクをクリックせず、メールに記載されているサービスや行政の公式サイトや窓口に直接問い合わせをするようにしましょう。

執筆:木山竣策
編集:古田大輔、藤森かもめ


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