外国人に日本の国政選挙権? 在日韓国人の韓国の投票権【ファクトチェック】

外国人に日本の国政選挙権? 在日韓国人の韓国の投票権【ファクトチェック】

外国人に日本の国政への選挙権が与えられたかのような投稿が拡散しましたが、誤りです。拡散した動画は、在日韓国人が韓国の総選挙に投票できるようになったことを伝える2012年4月のニュース動画の一部を切りだしたものです。外国人に日本の国政選挙の選挙権が与えられたわけではありません。

検証対象

2025年10月2日、「日本の国政に なぜ 外国人に選挙権を与えるのか」という文言付きの動画がXで拡散した。

10月6日現在、投稿は3100回以上リポストされ、表示は59万件を超える。

投稿には「こんなん許したら日本駄目になるって!」「ダメだろ。どう考えても」や「これは 日本での選挙風景ではありません」などの指摘もある。

検証過程

拡散した動画「在日韓国人が韓国の総選挙に投票できるように」

拡散した動画は31秒で、別の投稿者が拡散した動画を引用ポストしている。動画の冒頭に「韓国総選挙 在日韓国人が初の投票」というテロップと、左上にANN NEWSのロゴがある。

YouTubeで「ANN NEWS 韓国総選挙 在日韓国人が初の投票」と検索すると、ANN News公式チャンネルが2012年4月1日に公開したニュース動画「在日韓国人が悲願の『一票』母国総選挙で初参政権(12/04/01)」が表示される(ANNnewsCH”在日韓国人が悲願の「一票」母国総選挙で初参政権(12/04/01)”)。

ニュース動画は2分1秒。6秒から37秒が、拡散した動画と同じ内容だ。拡散した動画の冒頭にある赤い文字テロップ以外、内容は改ざんされていない。

ニュース動画は、在日韓国人が、2012年4月の韓国の総選挙から投票できるようになったことを伝えている。

国政選挙の選挙権は日本国民のみ

公職選挙法第9条は「日本国民で年齢満十八年以上の者は、衆議院議員及び参議院議員の選挙権を有する」と定めている(e-gov.”公職選挙法”)。

つまり、外国人に日本の国政の選挙権が認められた事実はない。

判定

外国人に日本の国政への選挙権が与えられたかのような投稿が拡散した。拡散した動画は、在日韓国人が韓国の総選挙に投票できるようになったことを伝えるニュース動画の一部を切りだしたものだ。公職選挙法第9条は「日本国民で年齢満十八年以上の者は、衆議院議員及び参議院議員の選挙権を有する」と定めている。よって誤りと判定する。

出典・参考

ANNnewsCH.”在日韓国人が悲願の「一票」母国総選挙で初参政権(12/04/01)”.2012年4月1日.https://youtu.be/5jDjiE1g8xU?si=XrSCT9t6pUTxLbu4,
(閲覧日2025年10月6日).

e-gov.”公職選挙法”.https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC1000000100#Mp-Ch_2-At_9, (閲覧日2025年10月6日).

検証:根津綾子
編集:古田大輔


判定基準などはJFCファクトチェック指針をご参照ください。

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