ヤマト運輸を名乗る偽の再配達メールが相次ぐ【詐欺注意】
ヤマト運輸を名乗り、「ご住所不明のため、再配達の確認」だと称して別のリンクへ誘導する偽メールが確認されています。送り状番号や、偽メールへの注意書きまで本物そっくりで、見分けにくいために注意が必要です。
「見た目が巧妙過ぎて見分けがつかない」との投稿が拡散
2026年10月ごろから、Xで「ヤマト運輸の再配達の偽メールがマジで見分けがつかない」といった、メールやショートメールが来たという投稿が相次いでいる(例1、例2)。
筆者のもとにも、2026年10月に同様のメールが届いた。

差出人の表示名は「ヤマト運輸株式会社」、件名は「ご住所不明により再配達確認のお知らせ」で、Xで拡散されている画像とほぼ同じ内容だ。
本文には、ヤマト運輸のロゴとともに「ご住所不明のため、お荷物をお届けすることができませんでした」と記され、配送状況を知らせる図や、12桁の送り状番号まで表示されている。
その下には「再配達を確認する」というリンクがあり、「ご住所不明時のご対応について」と書かれた営業状況を確認するリンクまで添えられていた。一見すると、公式の通知メールと区別がつきにくい。
ドメインに注目
表示名は送り主が自由に設定できるため、「ヤマト運輸株式会社」と表示されていても本物とは限らない。メールを開く際は、表示名だけでなくアドレスのドメイン部分まで確認することが重要だ。
筆者に届いたメールを確認すると、差出人のメールアドレスが「mail@t4ark.cyou」となっており、ヤマト運輸とは無関係のドメインから送られていることがわかる。
公式の問い合わせページから確認
ヤマト運輸の荷物がどこまで配送されているかは、公式サイトの荷物お問い合わせシステムへ追跡番号を入力することで確認することができる。
メールに記載された追跡番号を、公式サイトに入力してみたところ、「伝票番号誤り」と表示された。
ヤマト運輸「住所確認を求めるメールは送らない」
ヤマト運輸を巡る偽メールは、以前から何度も送信されている。ヤマトホールディングスは2025年にも公式サイトで「ヤマト運輸を装った迷惑メールが多発している」として注意を呼びかけている。
また、次のような内容をEメールやショートメールで送ることはないとも述べている。
・「住所不明のため配達できない」などの住所確認を求めるお知らせ
・受け取り日時の変更や再配達の依頼に関する請求を求める連絡
・ショートメールによる不在連絡やお届け予定の知らせ
今回の偽メールは、上記の1つ目に当たる内容だ。同社は、不審なメールのURLをクリックしたり添付ファイルを開いたりすると、個人情報を盗み取られたり、ウイルスに感染したりするおそれがあるとして、心当たりのないメールは削除するよう求めている。
万が一URLをクリックしても、クレジットカード情報などは入力しないように注意喚起している(ヤマトホールディングス.”ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」が多発しています。「なりすましサイト」への誘導に十分ご注意ください”)。
ヤマト運輸の荷物は、公式の「荷物お問い合わせシステム」などで確認できる。
あとがき
相次ぐ情報漏洩が報じられる中、自分の情報がどこかで使われているかもしれないという前提で行動することが大切になっています。不安なメールが届いたら、まずは一呼吸おいて、公式のサイトやアプリから確認することが大切です。
執筆:木山竣策
編集:松田史朗、古田大輔
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