中国が「中道改革連合支持」を発表? そのような情報はない【ファクトチェック】
中国が中道改革連合を支持すると表明したかのような投稿が拡散しましたが、誤りです。中国政府からのそのような発表も、報道もありません。
検証対象
拡散した言説
2026年2月6日、「中国が『中道改革連合を支持する』って発表した」という投稿がXで拡散した。

検証する理由
2月9日現在、投稿は削除されているが、2月7日時点で13000回以上リポストされ表示は69万件を超えていた。
検証過程
中国外務省「日本の内政問題なのでコメントしない」
中国外務省のウェブサイトには、定例会見の記録が掲載されている。1月15日の会見で、日本の記者と報道官の間のやり取りの記録がある。
テレビ東京記者:日本の公明党が他党と共同で新党結成を検討しているとの報道があります。中国はこれまで公明党と緊密な関係を維持してきました。この動きについて、報道官はどのようなコメントをされていますか?新党が『公明党』という名称を使わなくなった場合、中国はこれまで通り公明党との関係を維持するのでしょうか?
毛寧報道官:これは日本の内政問題なのでコメントしません(中国外務省”2026年1月15日外交部发言人毛宁主持例行记者会”)。
中道改革連合は、翌16日に新党名を発表している(中道改革連合”新党名は「中道改革連合」、略称「中道」に 野田代表と公明・斉藤代表が発表”)。
選挙後も中道に対するコメントは無し
衆院選の結果、中道改革連合は議席を大幅に減らし大敗した(朝日新聞”【一覧】中道の立憲民主出身者、当選・落選の結果 議席大きく減らす”、日経新聞”中道改革連合、週内に新代表選出へ 野田・斉藤共同代表が辞意”)。
中国外務省ウェブサイトの2月9日の会見記録によると、報道官は自民党の勝利と高市政権の継続について「歴史認識を正し、平和発展の道を歩むことを求める」などと述べてはいるが、中道改革連合に関するコメントはなかった(中国外務省”2026年2月9日外交部发言人林剑主持例行记者会”)。
2月10日現在、中国政府が中道改革連合への支持を表明したという報道もない。
判定
中国が中道改革連合を支持すると表明したかのような投稿が拡散した。中国政府は「日本の内政問題についてはコメントしない」と表明するにとどまり、支持を表明していたとすれば当然あるはずの報道もない。よって、誤りと判定する。
出典・参考
中国外務省.”2026年1月15日外交部发言人毛宁主持例行记者会”.https://www.mfa.gov.cn/fyrbt_673021/jzhsl_673025/202601/t20260115_11813344.shtml,(閲覧日2026年2月10日).
中道改革連合.”新党名は「中道改革連合」、略称「中道」に 野田代表と公明・斉藤代表が発表”.https://cdp-japan.jp/news/20260116_0071,(閲覧日2026年2月10日).
朝日新聞.”【一覧】中道の立憲民主出身者、当選・落選の結果 議席大きく減らす”.https://digital.asahi.com/articles/ASV2862C2V28DIFI00YM.html,(閲覧日2026年2月10日).
日経新聞.”中道改革連合、週内に新代表選出へ 野田・斉藤共同代表が辞意”.https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA090310Z00C26A2000000/,(閲覧日2026年2月10日).
中国外務省.”2026年2月9日外交部发言人林剑主持例行记者会”.https://www.mfa.gov.cn/fyrbt_673021/jzhsl_673025/202602/t20260209_11854350.shtml,(閲覧日2026年2月10日).
検証:根津綾子
編集:古田大輔
判定基準などはJFCファクトチェック指針をご参照ください。
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