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斎藤前兵庫県知事はパワハラしていない? 職員アンケート回答の4割で見聞き、本人は厳しい叱責など認めて「必要な指導」【ファクトチェック】(追記・修正あり)
兵庫県議会に不信任を議決され、失職した斎藤元彦前知事がパワハラをしていなかったとの主張が拡散していますが、根拠不明です。兵庫県職員約9700人へのアンケートでは、斎藤氏のパワハラを見聞きしたという回答が4割を超えました。本人は厳しい叱責をしたことなどを認め、「必要な指導だと思っていたが、不快に思った人がいれば心からお詫びしたい」と謝罪しています。 【追記2025年3月23日】県議会の百条委員会は知事のパワハラの疑いなどについて「一定の事実が含まれていた」などと結論づける報告書をまとめ、3月5日に本会議で賛成多数で了承されました。また、県の委託を受けて調査していた第三者委員会は3月19日、知事の言動をパワハラと認める報告書を公表しました。 検証対象 斎藤氏の失職に伴う兵庫県知事選は、2024年11月17日投開票だ。選挙を前に、斎藤氏によるパワハラはなかったという言説が拡散している(例1、例2、例3)。県知事選に立候補している政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は自身のYouTubeで「テレビや大手新聞は知事がパワハラしていたことについて、何の根拠